似ている慣用色名、どこが違う?5組の比較で覚える色の見分け方
似ている慣用色名を5組の比較図で解説。色相・明度・彩度の違いに注目して、マリーゴールドと山吹色などの見分け方を学べます。確認問題付き。

慣用色名を勉強していて、「どちらも同じような青に見える」「名前は覚えたのに、色を選ぶと迷う」と感じることはありませんか?
そんなときは、似た色を2つ並べて、違いを言葉にしてみましょう。
「こちらのほうが明るい」「こちらは黄色寄り」と比較すると、色名と結び付ける手掛かりができます。
この記事では、いろポン!の慣用色名一覧から、比較して学びたい5組を選びました。間違いの多さを集計したランキングではなく、色の違いを学ぶための組み合わせです。
※比較図の色票は、一覧に掲載されたマンセル値から算出したsRGB近似色です。アプリの表示色とは異なる場合があります。画面上の色は端末や表示設定によって見え方が変わるため、試験対策では、お使いの公式テキストの色見本も確認してください。
比べるポイントは「色み・明るさ・鮮やかさ」
似ている色を見るときは、次の3点に注目します。
- 色相:赤み、黄み、青みなど、色みの違い。
- 明度:明るいか、暗いか。
- 彩度:鮮やかか、くすんでいるか。
最初から専門用語で説明できなくても大丈夫です。まずは「この2色なら、こちらのほうが明るい」と、一つ違いを見つけてみてください。

1. マリーゴールドと山吹色|黄みの違いに注目
どちらも、黄から橙にかけての鮮やかな色です。
この2色では、明るさよりも「どちらが黄色寄りか」を見てみましょう。掲載マンセル値で比較すると、マリーゴールドは橙寄り、山吹色はより黄色寄りです。
覚える手掛かりは「マリーゴールドより、山吹色のほうが黄み寄り」。
どちらも「鮮やかな黄色」とだけ覚えると区別がつきにくいため、2色の位置関係を意識してみてください。

2. ベージュと黄土色|鮮やかさと明るさに注目
ベージュと黄土色は、どちらも黄みを帯びた色ですが、色の強さが異なります。
ベージュは明るく、彩度が低い色。黄土色はベージュより暗く、彩度が高い色です。
「薄い茶色」と一括りにせず、ベージュの控えめな色みと、黄土色のより強い色みを比較しましょう。
覚える手掛かりは「ベージュは明るく穏やか、黄土色はより色みが強い」です。

3. コバルトグリーンとエメラルドグリーン|明るさに注目
どちらも緑の慣用色名です。
この2色は、まず明るさを比べてみましょう。コバルトグリーンのほうが明るく、エメラルドグリーンのほうが暗い関係にあります。
彩度にも違いがありますが、一度に全部覚えようとせず、「この2色なら、明るいほうがコバルトグリーン」を最初の手掛かりにします。
なお、これは2色を比較したときの関係です。緑全体の中で最も明るい色、という意味ではありません。

4. マリンブルーとターコイズブルー|暗さの違いに注目
どちらも緑みを含む青ですが、明るさに違いがあります。
マリンブルーは暗く、ターコイズブルーはそれより明るい色です。
青系の色名を覚えるときは、「海っぽい色」という印象だけでは迷うことがあります。名前のイメージに加えて、実際の色見本で明暗を確かめましょう。
覚える手掛かりは「マリンブルーは暗い、ターコイズブルーはより明るい」です。

5. 瑠璃色とネービーブルー|鮮やかさに注目
瑠璃色とネービーブルーは、どちらも紫みを含む青です。
比べると、瑠璃色のほうが鮮やかで、明度も少し高くなります。ネービーブルーはより暗く、彩度が低い色です。
ここでは「濃い青」という言葉だけで覚えないことがポイント。「濃い」には、暗いという意味と、鮮やかという意味が混ざりやすいためです。
「瑠璃色はより鮮やか」「ネービーブルーはより暗く落ち着いている」と分けて言葉にしてみましょう。

名前を隠して、違いを説明してみよう
ここまで見たら、比較図の色名を隠して確認してみましょう。
- 2つの色を見て、それぞれの名前を答える。
- 「どこが違うか」を一言で説明する。
- 迷った組だけ、名前と色をもう一度確認する。
正解したかどうかに加えて、「どちらが明るいか」「どちらが鮮やかか」まで言えるかを確かめる練習です。まずは次の3問に答えてみてください。
確認問題
Q1. マリーゴールドと山吹色で、より黄色寄りなのはどちら?
Q2. コバルトグリーンとエメラルドグリーンで、明るいのはどちら?
Q3. 瑠璃色とネービーブルーで、鮮やかなのはどちら?
答え
- Q1:山吹色。
- Q2:コバルトグリーン。
- Q3:瑠璃色。
迷った問題があれば、その組の比較図へ戻ってみましょう。
次は、あなたが迷う2色を比べてみよう
今回の5組以外でも、答えに迷った色があれば2つ並べてみてください。
「どちらが黄色寄り?」
「どちらが明るい?」
「どちらが鮮やか?」
一つ違いを言葉にできたら、それを色名とセットで確認します。
いろポン!の慣用色名一覧では、色名とマンセル値を確認できます。気になる色を探し、比較する手掛かりにしてみてください。
見比べた後は、いろポン!のクイズで色名を思い出す練習もできます。
色票と比較の根拠について
本文の比較は、いろポン!の慣用色名一覧に掲載されたマンセル値を基にしています。色票はマンセル表色系の再標定データを用いてsRGBへ近似変換したもので、標準色票や公式テキストの色を厳密に再現するものではありません。
読み終えたら実践
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